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台湾烏龍茶


梨山大禹嶺


 おもしろコラム

2008.6 これから中国国内の食糧事情が与える大きな影響

四川の大地震(2008年5月12日)は多大な被害が起きて、まだまだ被害が続いているのに、秋葉原事件(2008年6月8日)や東北大地震(2008年6月14日)なども発生し、四川大地震は、日本では忘れさられたようにも感じる。
しかし、四川大地震の影響は世界的に大変な影響が出てくるだろう。

日本人は、事件や事故が起こると大騒ぎするが、忘れ去るのも早い。 狂牛病、O−157,鶏インフルエンザなども過去の出来事のような錯覚さえ受ける。

食品の農薬問題も、3ヶ月もすれば忘れるだろうと言われていた。ところが次から次へと問題が発生、餃子問題がとどめとなり、中国政府は、日本への食材輸出を止めてしまった。

その裏には、どんなことがあってもオリンピック(2008年8月8日から8月24日)を成功させたいという中国の政策がある。

四川地区は、穀物、山菜、豚肉、唐辛子など、主要な食材が作られていた。 これらの食料がほとんど無くなってしまった。

さらに、この地震の復旧に使われている燃料や電力など相当なものである。
現在、中国のガソリンスタンドには、トラックが延々と並んでいる。トラック用の燃料が無いのである。

また、電力も制限され、工場では昼間は強制的に製造は禁止、夜しか製造できない。
この電力の制限は、オリンピックのための電力を確保するためだとも言われている。
今後、ますます制限が厳しくなっていくだろう。

さらに、四川大地震によって被害にあった食料をカバーするため、その他の地区の農産物の栽培が禁止され始めた。国が補助金を出し、半強制的に、一般の農産物から穀物の栽培に切り替えさせたからだ。

日本と中国と貿易の関係

1958年大躍進政策
毛沢東が行っためちゃめちゃな農業と工業の政策。2000万人ともから5000万人ともいわれる餓死者を出し大失敗に終わっている。

1958年五星紅旗毀損事件
長崎で右翼団体に属する男により、中華人民共和国の国旗(五星紅旗)を毀損された。日本政府が軽い処分をしたことで、中華人民共和国政府は日本との貿易を中止した。

1960年12月友好商社のみによる貿易再開
中国側が指定した日本の貿易会社。大手商社の多くは友好商社に指定されなかった。取引は、主に、年に春と秋の2回、広州交易会に招待され広州または、貿易公司のある北京に出張して商談を行った。

1966年文化大革命発動
毛沢東は、大躍進政策で失脚した権力を奪回するため、文化大革命発動し、殺戮を繰り返した。

1972年9月29日日中国交正常化
日本と中国の国交の正常化のため田中角栄・周恩来両首相が署名。 これにより初めて国交が結ばれた。しかし、日中共同声明で、それまで国交のあった中華民国(台湾)との断交を通告された。 この国交を記念して、ランランとカンカンという二頭のパンダが送られた。 それ以降、日本と中国の貿易が拡大していった。

1976年文化大革命終結
文化大革命は、1976年9月の毛沢東の死まで続いた。1,000万人以上とも言われる大量虐殺を行い、それに伴う内戦へと発展し中国国内は混乱に陥った。
この年の1月に周恩来首相も亡くなる。

日中友好正常化締結後、中国との貿易の拡大に伴い、日本側が、規格にあう農産品を作らせるために、この頃より農薬を使用させている。

中国人の好みは緑茶!

中国茶といえば烏龍茶というイメージが強いが、台湾や福建省以外では、中国人のほとんどは緑茶を飲んでいる。緑茶は中国茶全体の生産量の70%を占める。中国緑茶の中には1芽1芽手摘みされ、日本では絶対製造できないようなすばらしいお茶がたくさんある。

中国緑茶は、日本人には一部の愛好者を除いてはほとんど知られていないのが現状。日本式のかぶせ茶や玉露茶なども相当量中国から輸入されており、日本茶にブレンドされて知らない間に飲まれているかもしれない。
台湾高山茶の大ヒットの影響で、烏龍茶全体が緑茶化しており、発酵を軽くして緑茶のような新鮮な風味を残しているお茶が主流を占めるようになっている。これらのお茶を清香系烏龍茶という。

誰でも知っているようで、誤解されていることも多い「鉄観音」は、烏龍茶の高級なタイプの名前ではなく、鉄観音種という茶樹の名称。安渓の「鉄観音」は、中度発酵とされてきたが、今では、きちんと中度発酵させた「三紅七緑(葉の縁が赤く中心部が濃緑色のもの)」の鉄観音を探すのにも苦労する。

日本の消費者が、烏龍茶イコール花の香りや甘みのあるお茶を求めるため、質の悪い茶葉に香料や甘味料を添加した「偽烏龍茶」も多い。正式な発酵で作られる香味成分は、香料で着香できるような単純なものではない。 (詳しい説明は、お茶の科学のページ参照)

日本の緑茶にもグルタミンソーダが使われていたことは、業界では有名な話であるが....

産地や茶名称だけではわからない中国茶!

中国では、偽物は当たり前と考えた方がよい。空港のみやげ物も良質の茶葉はない。
杭州龍井茶の茶農でさえ、直接試飲して仕入れても、上部が本物で下部が偽物だったという話しもある。そこが中国、騙される方が悪い?!

特に、高級茶は注意が必要。人気の「台湾高山茶」は、基本的には、海抜1,000m以上で作られるお茶のことをいうが、お茶の栽培に適した環境でなければならない。
高山で栽培される茶樹は、ほとんどが「青心烏龍種」である。ほかの茶樹も栽培されているが、茶葉が厚くなりすぎて、良質のお茶は出来にくいといわれる。

また、ただ高度が1,000m以上あればいいというわけでもない。環境が整っていても、収穫時の天候や気温などによりお茶の品質が大きく左右される。
特に、霧などの影響で十分な日光萎凋(天日干し工程)も出来ないことも多く、高山茶が全て良質のお茶ともいえない。

他地区から持ち込まれた茶葉の偽装高山茶も当たり前で、ベトナムや大陸から荒茶が持ち込まれ再加工された粗悪台湾茶まである。
日本の魚沼産のコシヒカリ状態!

2008年中国茶の安全性について

廈門地区(安渓・同安)の中国茶は、日本へ輸出できる企業が激減した。
2007年1月に安渓地区に訪問したとき、昔は70社ぐらいだったが現在5社と聞かされた。2008年は、さらに厳しくなった。

輸入する商品の工場指導は輸入業者の責任である。中国からの違反輸入商品が増えたのは、誰でも自由に輸入できるようになり、中国の特殊な事情を知らない安易な輸入業者にも一因がある。
農薬は、自分の畑で使用しなくても、遠くから風で飛んでくることもある。あらゆる危害を分析し、きちんと管理指導できる企業でなければ輸入すべきではない。

大手企業や単品を大量に販売している企業ならともかく、全てのロットごとに全ての農薬検査をしている企業はほとんど無いだろう。小ロットで輸入しても、高額な検査費を支払って採算が合うはずがない。

日本茶も農薬検査で「黒」も出るだろう。
特に、日本茶はいろいろブレンドされているため、全てのお茶の農薬管理をするのは非常に難しい。農薬ではないが、昔は等級をごまかすためにグルタミン酸ナトリウム(商品名:味の素)を入れたお茶があった。日本茶の玉露なども中国からも相当輸入されている。

食の安全が叫ばれるあまり、中国は異常なほどに規制が厳しくなり、企業は、会社がつぶれないために偽装もせざるを得ない状態でもあった。

考えれば考えるほど複雑な食の安全だが、偽装は今始まった事ではない。
以前からスーパーの価格競争に対応するためやられていた。

陰陽論とバランスを考えた食事。

よく、“プーアル茶を飲むと痩せますか?”という質問をする人がいる。香港の人は、「陰陽論」や「食養論」の考え方から、食のバランスを考えた食事をする。
油の多い料理を食べた後はプーアル茶を飲む。肉料理を食べたら、緑茶や白茶を飲む。
肉は、「陽性」で体内に熱を持つとされ、体の中から熱を取るため、「陰性」の「冷のお茶」つまり、緑茶や白茶が飲まれる。
しかし、そんなに痩せている人はいない。どちらかというとメタボリックで悩んでいる人も多い。

ついでに、岩茶の話を付け加えると、寒い地域の人は、体が温まるとして岩茶を好む。これは岩茶が「陽性」の「温のお茶」だからである。
痩せようと、油の多いものを食べるだけ食べて、高濃度ポリフェノール入りのお茶をがぶ飲みしたからといって痩せるわけがない。こういう食事をすれば、何らかの問題が必ず起こる。
高濃度に抽出した物質を、自分の体質も考慮しないで、制限無く摂取するのは非常に危険である。
天然の茶葉であれば、異常な飲み方をしない限り、肝障害などを起こすことはまずないだろう。

痩せるためには、まずは食生活を改善すべきで、油を使わない料理にするだけで摂取エネルギーは相当違う。とはいっても、たまには脂っこいものも食べたいものである。その時は、1週間単位で平均して考えれば摂取エネルギーもさほど多くならない。

プーアル茶も脂肪吸収阻害効果は認められており、薬のような抽出された成分のお茶ではなく、このようなお茶を天然の茶葉から淹れて飲めば、陰陽の関係からもバランスが良い。

国産野菜の安全性

輸入される野菜類は農薬検査が行われる。中国で加工されていた冷凍ほうれん草から高濃度の農薬が検出されたために、今のような農薬問題がクローズアップされるようになった。

しかし、日本の農産品には農薬検査もいらない。業界では、日本の農産物のほうが農薬が多いというのが常識!
そういう肝心な部分には、大手コンビニやマスコミも踏み込もうとしない。

”変な偽装”をしないで、かえって堂々と「中国で完全に安全管理された食材」のみを扱う「激安スーパー」というのはどうだろう。中国産が嫌いな人は行かなければ良い。

中国産原料を使っていないという食品はほとんど無い、野菜の肥料や家畜の飼料も中国から入っているのに、日本産だと思って偽装の疑いもある高い商品を買う消費者。どちらが幸せな生活が出来るだろうか?

現在の中国食品の問題は、安い価格ばかり要求して安全性を無視した十分な管理の出来ない輸入業者の責任と故意に毒物を入れた「食品テロ」が原因。

中国の富裕族と貧民の問題が論議されるが、日本の食は、その貧民の安い労働力に支えられている。本当の安全性を求めるならば、中国叩きだけではなんの解決出来ない。自らが苦しくなるだけである。

食品業界の崩壊(事例−その1)

日本テレビで放映されていた内容だが、生協が名誉挽回のため純国産で餃子を作ろうとしたしかし、現在の取引先は全て引き受けなかった。
そこで、北海道の新しい業者をやっと探した。

今までの中国産の餃子が1個10円、純国産で2割アップ以内の目標を立てていた。餃子の皮も国産の小麦粉を使用したいということだったが、価格的に合わないため、しかたがなくカナダ産小麦粉を使用して出来上がった。なんと1個5倍の50円だった。

生協の担当者いわく、中国からものが入ってこなければ、スーパーの売り場の6割が無くなると言う落ちだった。

しかし、食品添加物まで含めると、ほとんどの食品がスーパーで販売できないということになる。

食材だけでない中国の依存度(その-2)

食品の100%近くが中国産原料に関わっている。
というのも、中国原料は使用していないとしても、食品添加物そのものも中国に大部分をシフトしていているからだ。

たとえば、ビタミンCも多くの食品に酸化防止として使用されているが、食品グレードは、100%近くが中国産。価格も一次の4倍以上になっている。
一部のアミノ酸類やクエン酸、リンゴ酸などの酸味料類も今や中国が中心。
今や中国からの添加物が輸入出来なければ、ほとんどの食品そのものも作れなくなる。

また、家畜等の飼料も大部分を中国に依存している。
さらに、今や中国人の「研修生」という助人なしでは、一部の農業も水産業界も成り立たない。(おそらく工業関係も)

今回のような中国叩きだけで、日本は本当に良かったのだろうか?
中国産は絶対食べないといっている消費者は、何を食べるのだろう。本当に中国から全ての食材が入ってこなくなれば、日本の食品業界は完全に崩壊する。

日本の食品業界の崩壊(その-3)

現在、原油高の影響もあるが食料品の値上げラッシュ。
しかし、まだまだ序の口。昨年の9月以降、いろいろな食材が輸入規制されるようになったが、それほど深刻な影響では無かった。

餃子事件以降、2月に完全に中国からの食材がストップさせられた。
中国政府は、過激すぎるほどの検査体制を敷き輸出規制を始めた。今まで、輸出していた企業の許可を全て取り消しし、改めて輸出許可企業を見直した。

今まではなんとか日本の国内在庫や第三国貿易などで回すことができたが、メーカーの在庫もあらゆる物が底をつき始めている。
4月から、やっと解禁されボチボチ入ってきたが、異常すぎるほどの中国側の検査により、検査にとんでもない費用がかかっており、2〜3倍に高騰した原料も出てきている。

この最大の原因が中国食材の拒否である。マスコミの度重なる中国バッシングにより、消費者が全ての中国食材を拒否したしわ寄せで、現在のような値上げラッシュの状況になっている。その状況が、今からますます悪くなっていく。
消費者が“中国からの食品を食べたくない!”といっても、ほとんどの食材が中国に支えられているのに、マスコミが中国バッシングをして傷口を広げた。

中国国内では、すでに日本を見捨て始めている。中国自体はそれほど困らない。中国は、ヨーロッパへの輸出が拡大しており、日本のように些細なクレームをつけることはない。また、中国国内市場の拡大などもあり、輸入国に変貌しつつある。
中国の貧しい人生活が改善されれば、さらに拍車がかかる。

日本の自給率を上げると言っても、現状の農業の現状を考えても、今後の老人社会を考えても不可能。このままの状態が続くと、食の安全どころか、日本の食糧そのものの確保が出来なくなる。
末期状態になってからでは遅いのである。

安い商品は、中国の労働者の貧しい労働力のおかげ!

中国の貧しい人たちのことが取りざたされるが、その貧しい農民や安い労働力により、安い食品が作られている。

もし、その人たちの生活が改善されればされるほど、日本人が食べるものは無くなる。

数年後には、中国も輸入国になっているだろう。

日本の政治も鬱血状態、これらを考えると日本の将来は真っ暗である。おそらく、老後は、海外移住するしかなくなるかもしれない。

日本が壊れる前に、どんな手を打てばいいのだろうか?

中国の農薬問題は、日本の厳しい規格で広がった。

確かに、中国産のいろいろな問題が起こった、その原因は中国側ばかりではなく輸入業者の責任も大きい。本当に、どうすれば日本の食料を確保できるのかカギであるが、日本の厳しすぎる規格も世界から見放されている。

多少の異物混入でクレームをつければ、そのうち仕入れることさえ出来なくなる。多少の異物混を取るか、食糧確保を優先するかという選択になってくる。

本当に、中国だけが、全部悪いのだろうか?
確かに、次から次へと問題が出て中国商品の信頼性は地に落ちた感じだ。
しかし、現在の農薬問題は、もともと日本が要求してきた厳しい規格要求が原因で発生しているともいえる。 日本が要求する厳しい規格要求は、細かい重量規格、サイズ規格、農産物の形状、見た目など、中には規格だけでも数十種類にもなるものもある。

しかし、農産物も虫食いや形状不良など規格外のものは輸入しないため、その農薬が使われた野菜が中国市場に流れていった。
たとえば、漬物原料に使う大根も大きくなり過ぎると、“ス”が入るため、収穫時期を厳しく指導させるのだが大きくなり過ぎて使えない。そういった格外品の農薬を使用した野菜が中国市場に流れていったのだ。

皮肉にも、それら格外品は日本人が指導した安全な食品ということで、日中合作品として高値で販売されていった。
中国全土に、農薬が広がったのも日本人の責任も大きい。農薬の危険性を知らない農民は多くの死者が出ている。

日本人が教えた食品添加物

食品添加物も農薬と同様に、日本人が要求する細かい規格に対応させるため、いろいろな食品添加物も使用されていった。それが、今の中国の農薬問題や食品添加物問題にもつながっている。

食品添加物も、良く輸入違反の対象となる。漂白剤の次亜硫酸ナトリウムや安息香酸やソルビン酸などの保存料の指定外使用などの違反が特に多発している。

漁民や農民が気軽に、次亜硫酸ナトリウムを漁獲した海老やマッシュルームなどの変色防止に使うようになった。

生産する工場でそれらの添加物を使用していなくても、仕入れる原料から管理しなければ違反は防げない。このような変色防止や鮮度保持の技術を教えたのも日本人だし、それが、十分な安全性の教育もないまま、中国全土に広がった。

日本に匙を投げ始めた中国人!

日本への農薬問題などにより、中国国内での農薬規制等が異常に厳しくなり、日本との貿易をやめる企業も出てきている。

日本への輸出が厳しくなったのも一因だが、最近は、日本に輸出するより中国国内の方が高く売れるため、中国企業は国内販売に力を入れ始めた。さらに、ヨーロッパへの輸出も拡大している。いずれも、多少の異物混入などでクレームをつけることはない。

北海道のミートホープの社長が、安さ、品質など要求が高すぎる消費者にも原因があるとこぼした。

中国に農薬や薬剤を持ち込んで、使い方を指導したのも日本人。 虫食い一つない野菜、曲がりのないキュウリなどの厳しすぎる日本の要求、それも、格外品は仕入れない。その農薬を使った野菜類は、中国市場に流れるしかない。
そのような状況から、中国も匙を投げ始めた。

日本人が中国商品を拒否して、他の国にシフトを考えても、そこでさらに、鶏インフルエンザやストライキ等の問題などの問題が起れば、次へ行くところはない。

日本が中国の食材を拒否しなくても、今や中国は輸出国ではなく輸入国に変貌しつつある。日本に食材が入ってこなくなる日も近いかもしれない。

その他の海外へのシフトは吉か凶か?

漬物業界は、特に悲惨だ。スーパーで、中国の原料が拒否されため、国内原料に切り替えたり、ベトナムやタイに一部シフトした企業もある。ベトナムの衛生レベルは中国の工場よりも劣るところも多い。

中国から他の国にシフトしたからといっても、安全性が確保されたわけでもなく何の意味もない。にわか仕込みで取り組んでも、海外で新しい基盤を作るのは簡単ではない。かえって新たな問題が起こる。

異常な高騰になっているベトナムでも賃上げのストライキが勃発し、撤退を考える企業出てきているという。
ベトナムのほかタイやインドネシアにしても、いろいろな問題を抱えている。海老などの抗生物質問題は中国以上である。

ノーと言えない米国からは、牛肉問題ばかりではなく、前述しているが、昨年、アフラトキシンという猛毒のカビがついたトウモロコシが1月から9月期で59回も輸入ストップになっている。これがニュースにもならない。

農薬のちょっとしたオーバーなんか問題ではない。また、法律まで変えて、亜硝酸の規制基準を大幅に高くしたハムソーセージ類や防かび剤付きのレモンなど毒のような食品がどんどん輸入されている。

法律が基準内だからというだけでは安全は守れない。

以前はどの業界も偽装が当たり前だった!

以前は、大手のハムメーカーでも、返品になったハムやソーセージを刻んで、新しく作るソーセージなどに作り替えるのも一般的だった。何の肉が何パーセント入っている表示なんかは、昔はイー加減だったということである。

見方を変えると、日常的に行われていたことを、北海道のミートホープの社長が代表して犠牲(?)になったとも言える。

スーパーでも、売れ残った刺身類を、翌日ちらし寿司や煮物等の惣菜にして販売していたこともあった。その他にも同じようことはざらにあった。

しかし、内部告発が多くなり偽装問題の表面化してきたため、今では少なくなっているとは思う・・・・?
今のような流通形態では偽装は絶対無くならない。

しかし、まだ、食べられるものが、消費期限や賞味期限という足かせで捨てられることを考えると、全てを偽装として考えなくても良いかもしれない。

スーパーから下ろされた漬物!

中国の農薬問題をきっかけに、マスコミ報道の度重なる中国バッシングで、消費者は“中国から輸入するな!”という。その影響で中国から、全ての食品が毒物扱いされ、スーパーは、ぞくぞくと中国産の漬物などの販売をやめた。

漬物メーカーは仕方がなく国産野菜に変えたために、国産原料は取り合いとなり異常な高騰をした。
しかし、異常な高騰をしたのにも裏がある。
一番あわてたのが、中国産を日本産として偽装していたメーカー。中国産原料が入ってこないため、価格は無視して国産原料をなんとしても手に入れようとしたからだ。

一部、ベトナムにシフトしたメーカーもある。
勿論、それが原因で倒産した漬物メーカーもある。しわ寄せは、全てメーカーに行った。
しかし、そんな高い国産原料を使って、漬物を作っても売れるはずがない。

それに、ベトナムなどにシフトしても安全性の問題は同じである。
最近、賃上げのストライキがあり、撤退を考える企業も出てきているという。以前の、タイの焼き鳥と同じようなことが起きようとしている。

漬物メーカーは、仕方が無く「中国産」という表示のいらない「惣菜扱い」の商品に規格変更して販売した。しかし、その「惣菜」や「冷凍食品」も原産地表示をしようという動きになっている。

最近、変な現象が起きている。国産原料を販売していたメーカーが、ゾクゾクと国産原料の販売を取りやめており、逆に、在庫している中国原料を販売し始めた。
2008年6月現在でも、中国からほとんど原料が入ってこない。
国産として販売されていた原料が中国産だったという可能性が大きいのだ。

このような状況になったのは、中国バッシングの影響が大きい。企業が生き残るために、かえって偽装だらけの状況が作られている。